理想的な『死』

理想的な死って、考えたことがありますか?
私だったら、死ぬ直前まで元気に過ごし、
その日、死を迎えることも知らずに、その時が来たら
眠るように息を引き取る・・・・こんな死に方をしたい。

私の母は、癌で亡くなったのですが、1年余りの闘病でした。
その間、色々と考えることや病気や死に対する恐怖などがあったと思います。
亡くなるまでの1年間、辛いと一言も言わずに逝った母、
どんなことを考えていたのでしょう。
人間、誰でもいつかは死ぬ・・・そうわかっていても、
私などは『死』に対して少なからず・・・・
いえいえ大分恐怖感があるかも。

先週の火曜の朝、父の入っている老人ホームから電話がありました。
最近、ホームからの電話だ!と分ると何だかドキドキしてしまうのです。
案の定、そのときも胸がドキドキしてしまいました。
そしてその嫌な予感が当たってしまい、電話は父の死を知らせるものでした。
一瞬何を言われているか、わからない状態で頭の中が真っ白になりました。
2,3日前に、ちょっと微熱を出したので、点滴をしましたと
報告を受け、連休明けに訪ねるつもりでした。

急いで父のいる老人ホームに長男と駆けつけ、職員さんや
ドクターから話を聞きましたところ・・・・・
前夜もきちんと夕飯を食べ、就寝。そして亡くなった朝も
自ら起きて来て『おはよう!』と挨拶し、朝食も食べたのだそう。
その後、少ししんどそうだったので、職員さんが部屋に連れて行ってくれて
横になり、30分後に様子を見に行った時には、
もう既に息をしていなかったそうです。
職員さんたちは、職業がら何人もの死を見てきていますが
ほとんどが段々弱って、家族の方にもお話をして死を迎えることが多いのだとか。
父のようにその日の朝までいつもと変わらずにいて、死を迎えたというのは
初めてなので、ショックですと仰っていました。

でも、でもね、父の顔を見て、苦しまずに逝ったんだとわかりました。
何故なら、本当に穏やかで眠るような顔をしていましたから。
『お父さん!」と声をかけたら、目を覚ますんじゃないかと思うほど
自然な顔つきでした。
これこそ、私が考える理想的な死ではないかと思いました。

子ども達に老後の負担をかけたくないと介護付きの有料老人ホームに入り、
本当に死ぬ時まで、『子孝行』をしてくれました。
今日はその父の89回目の誕生日・・・・・おめでとう!!
きっと天国の母と再会して、二人で祝っていることでしょう。

在りし日の父と・・・・スイスアルプルにて
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Commented at 2009-10-20 22:31 x
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Commented at 2009-10-21 00:18 x
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Commented by evecookymama at 2009-10-21 04:37
タワラジェンヌさん
お悔やみ申し上げます。私の母も、この9月に亡くなりました。90歳でした。母の死・・未だにあのホームに行けば(なんか美味しいもの持って来てくれたん?)とおやつをねだった母が入るような気がします。
覚悟はしていたといっても・・やはりわたしには痛手・・しかし今上の世界であの元気な頃のおしゃれな母にもどって、父と会っているようなきがします。親って何時までも、何時までも傍にいるものじゃないんだ・・
淋しい秋です・お疲れが出ませんように・・
Commented at 2009-10-21 06:50
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Commented by at 2009-10-21 14:55 x
心からお悔やみ申し上げます。

突然のことで何と申し上げたらいいのかわかりませんが、苦しむことなく息を引き取られた御様子だったのはせめてもの救いでしたね。

お父様を心から愛し、尊敬しておられたお気持ちが伝わって来ますが、娘からそんなに慕われたお父様は幸せだったのではないかと思います。一人娘を持つ僕もそんな父親になれたらと思います。

お父様の御冥福を心からお祈りしています。
Commented by anzu-ten at 2009-10-21 15:06
タワラジェンヌさん 大変でしたね。なんと言っていいか・・・

こういう言い方は失礼かもしれませんが・・・・・
最近 テレビドラマの再放送で「世界の中心で愛を叫ぶ」をやっているんです。
そのドラマを見て私もいてもたってもいられなくなりました。
死の恐怖や闘病の苦しみに耐える姿に私も無意識のうちに癌で亡くなった父の姿を思い出し その頃の自分の悲しみや苦しみをも思い出してしまったのです。

涙が止まらなくなり 思わずハル坊を抱きしめました。
身の置き所がなくドラマが終わってもすぐには正気にもどれませんでした。

そのくらい 父の死に対しての想いが私の中に残っていたのですね。
そして 目の当たりにしていた義理の兄の闘病と死のこともありありと想いだしてしまったんです。

お父様がふだんとかわらぬように穏やかに旅だたれたことはタワラジェンヌさんのおっしゃるとおり本当に子孝行でいらっしゃいますね。
とはいえ タワラジェンヌさんのお気持ちを想うとなんと言ったらいいのかわかりません。
人間は必ず いつかは旅たつとわかっていてもやはり・・・・・・
どうぞ タワラジェンヌさんもご自愛くださいませ。
Commented at 2009-10-21 20:00
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Commented at 2009-10-21 21:32
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Commented at 2009-10-21 21:32
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Commented by クロはち at 2009-10-22 21:13 x
お父様らしい 旅立ちでしたね。
お悔やみ申しあげます。
元気なお父様の写真 このお顔しか浮かびません
低い声で とても楽しいお話をしてくださいました。
>眠るように息を引き取る・・・・こんな死に方をしたい。
ほんと お父様らしい亡くなり方で・・・

御冥福を心からお祈り致します。
Commented by ハイジ at 2009-10-23 03:39 x
タワラジェンヌさん
お悔やみ申し上げます。

私は未だ、家族の死に直面したことがありません。
が、両親とも年老いており、やっとやっと生活してる状態です。
頼めるのは、たった一人の兄ですが、男では役不足なことが多く
遠い地で、いろいろと思いを馳せています。

家族の誰かにもしものことがあっても、日本へ着くまでに
航空チケットの手配から考えて、3日はかかります。
帰国して、こちらへ戻る度に、この笑顔を見るのは最後かも!
と思うせつなさでいっぱいです。
「その時のことは、覚悟している。」
と人には言いますが、覚悟なんて本当はできていないのです。
産まれた時から私を見てくれてる親。居なくなるなんて、考えれません。
ただ、穏やかな最後を迎えて欲しい、とその気持ちだけです。

お父様の残した穏やかな笑顔は、ほんとに最高の贈り物ですね。
悲しみは、時だけが癒してくれると言います。
今はどうぞ、思う存分お父様の思い出に浸ってください。
御両親の心は、永遠にタワラジェンヌさんの許にあるのですから。

ベルナーオーバーランドをバックのお父様、とてもステキです。
Commented by ままま at 2009-10-27 23:42 x
タワラジェンヌさん
数日前にお父様の記事を読んで、タワラジェンヌさんのお気持ちを思うと胸が一杯になってしまってコメントも残すことが出来ませんでした。
こういうとき私は年甲斐もなくおかけする言葉も見つからなくなってしまうのです。
でもでもお父様の逝き方、立派ですね。
私の理想とするところです。
語りつくせぬ想いはたくさんおありでしょう。
どうぞ、泣いたり笑ったりたくさんお父様のことを思って、そしてゆっくり元気になってくださいね。
お体だけ、ご自愛ください。
お父様のご冥福、心からお祈りいたします。
Commented by olivolivo at 2009-11-02 18:47
心からお悔やみ申し上げます。
私も3年半前に母を亡くしましたので、お辛さをお察しします。
タワラジェンヌさんのお父様・・・以前書かれていましたが、タワラジェンヌさんがご結婚される前の秘話を思い出します。とてもすばらしいお父様でしたね。
お父様、これからはもっと身近なところでお母様と一緒にタワラジェンヌさんを見守ってくれることと思います。
どうぞ元気を出してくださいね。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-03 15:47
★2009,10.20の鍵コメさん
お返事が遅くなりすみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。

この写真の父、よいでしょう?
念願だったスイスアルプスに親子3代で行った時のものなんです。
また後ほど、そちらに伺いますね。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-03 15:50
★2009.10.21の鍵コメさん
お返事が遅くなりすみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。

あまりに急なことでびっくりしてしまいました。
そうですね~これから私たち家族が幸せに暮らすことが
両親を安心させるのでしょうね。
ありがとう!!頑張ります!!
またそちらに伺いますね!!
Commented by tawrajyennu at 2009-11-03 15:52
★eveさん
お返事が遅くなりすみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。
私も遺品の整理にホームに通っているのですが
行けば、そこに父がいるような気がします。
今頃はきっと母と一緒に天国で山登りを楽しんでいるかも。

お互いに両親に恥じないように頑張りましょうね。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-03 15:56
★2009.10.21.06:50の鍵コメさん
お返事が遅くなりすみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。

このスイスの写真は遺影に使いました。
山登りと帽子が大好きだった父らしい写真だと思って・・・・・
後ほどそちらに伺いますね。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-03 16:00
★仁さん
お返事が遅くなりすみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。

比較的近くに住んでいても死に目に会えない時は会えないものですね。
私は本当に父に可愛がられて育ったので、父との思い出が
たくさんあります。
写真を見ながら1つ1つ思い出しています。
仁さんも本当によいお父さんをしてらっしゃいますよね!!
お嬢さんととてもよい関係を築いていると思いますよ。

Commented at 2009-11-03 20:33
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-07 21:59
★あんずさん
お返事が遅くなりすみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。

お父さまは癌でなくなられたのね。うちの母と一緒ですね。
私も母の時は見ているほうが辛くなりました。
それなのに、痛いと一言も言わない母・・・・・
痛いだろうに、苦しいだろうにト思うと早く楽にしてあげたい・・・
とすら思ったことも・・・・・
あんずさんがTVを見ていて、お父さまの闘病の様子と重なって
悲しみや苦しみを思い出したこと、よく分かります。

人はいつかは死ぬってわかっているけど、その時は
出来るだけ苦しまずに行きたいと誰しも思うよね。
父は本当に苦しまずに逝けて幸せだったと思います。

少しずつ遺品を整理しているのですが、思い出が溢れて・・・・・
でも、こうして少しずつ死を受け入れていくんでしょうね。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-07 22:03
★2009.10.21. 20:00の鍵コメさん
お返事が遅くなりました。
お悔やみありがとうございました。

鍵コメさんは私よりも辛い思いをされたんですね。
きっと居ても立っても居られないお気持ちだったことでしょう・・・・

はい、元気なタワラジェンヌをお見せに
明日伺おうかと思ってます。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-07 22:12
★2009.10.21. 21:32の鍵コメさん
お返事が遅くなりました。
お悔やみ、ありがとうございました。

鍵コメさんのお父さまと同じだったんですね!
こんなところにまでご縁があったなんて、驚きです。

お父さまは鍵コメさんがお元気で活躍してらっしゃることが
きっと最大の願い&幸せだったのではないかしら?
私ももっと父と色々な話をしておけばよかったと思います。

この写真、素敵でしょう?
念願だったスイスアルプスを親子三代で行った時のものなの。
そして、これを遺影に使いました。
きっと今頃は同じく山好きだった母と山登りを楽しんでいるかも。

はい、疲れが出ないように少しずつ遺品の整理をしています。
それにしても、色々な手続き、大変ですね!!

Commented by tawrajyennu at 2009-11-07 22:16
★クロはちさん
お返事が遅くなりすみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。

今日もホームの方に『とても存在感のある方だったわね』と
言われ、なんだか嬉しくなりました。
この写真、そのまま遺影に使ったんですよ。

父のこと覚えてくださって、きっと父も喜んでいることと思います。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-09 09:24
★ハイジさん
お返事が遅くなりすみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。

遠く離れていると、ご両親のことがさぞかしご心配なことと思います。
私は元々関東の出身でしたので、親がリタイア後、
近くに越してくてくれたので、安心でした。
それでも、両親とも死に目に会えず、ちょっと辛かったです。
外国ならば、帰ってくるにも時間がかかり、その間やきもきしますものね。

今は色々な手続きなどの雑用に追われていますが
落ち着いたら、寂しさが湧いてくるのだと思います。
何かの拍子にふっと悲しみがこみ上げたりして・・・・・・

この写真は私のお気に入りの写真なんですよ。
親子三代でスイスに行ったときのもの。
山好きな父らしい写真でしょ?これを遺影に使いました。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-09 09:27
★まままさん
お返事が遅くなりすみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。

何も言わずに逝ってしまいましたが、父は自分の生き方を
傍で見せてくれることで、何かを伝えてくれたように思います。
アルバムの整理をしながら、父との思い出の1つ1つを思い出しています。

今は色々な雑用に追われていますが、落ち着いたら
じんわりと寂しさが湧いてくるかもしれませんね。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-09 09:31
★Yukakoさん
お返事が遅くなり、すみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。

Yukakoさんもお母さまを亡くされたんですね。
遠くの地に住んでいると、すぐに駆けつけることも出来ず
私なんかよりも何倍も辛い思いをされたことと思います。

私は父にとても可愛がられて育ったので、父との
思い出はたくさんあります。
アルバムを見ているとその1つ1つが思い出されますね。

元気にしているので、安心してくださいね。
今は色々な手続きなどの雑用に追われていますが
落ち着いたら寂しさが湧いてくるのかもしれません。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-09 09:35
★2009.11.03 の鍵コメさん
お返事が遅くなりすみません<(_ _)>
お悔やみありがとうございました。

父も母も共通の楽しみやそれぞれの楽しみを見つけ、
リタイア前から行動していました。
それに、祖母の介護でとても苦労していたので
子ども達には心配をかけたくなかったようです。

後で、そちらに伺いますね。
Commented at 2009-11-16 20:20
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tawrajyennu at 2009-11-17 10:33
★11.16の鍵コメさん
お悔やみ、ありがとうございます。
あっという間にひと月、経ってしまいました。

父の死に目に会えなかったのは心残りですが
眠るような顔を見ていると、これで良かったんだと思えてきました。
私は父にとても可愛がられて育ったので、思い出がたくさんあります。

バタバタしておりますが、元気にしているので、ご安心くださいね。
また、そちらにも遊びに行きますね。
by tawrajyennu | 2009-10-20 18:43 | 日常のこと | Comments(29)

大阪の中心地から電車で30分もかからないところに住んでいますが、周りは何故か田んぼに畑・・・・『トカイナカ』都会に近い田舎に住むタワラジェンヌな私の日常を綴っています。


by tawrajyennu
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