京都 無鄰菴(むりんあん)
2013年 12月 02日
探していたところ、一駅先の蹴上駅から歩いてすぐの所に
『無鄰菴(むりんあん)』という所がありました。
蹴上は、桜の名所として知られているところで、私も何回か行ったことがあるし
そこから疎水沿いに平安神宮まで歩いたこともあるのに、そんな所があるなんて知りませんでした。
というのも、入り口が通りから入ったところにあり、目立たないのです。
こちらが入り口 ↓
無鄰菴は、明治27~29年にかけて、明治・大正の元老である
山県有朋(やまがた ありとも)が京都に作った別荘で、有朋が長州(山口県)に建てた
草庵が隣家のない閑静な場所であったことから名付けられたのだとか・・・
有朋はこの別荘をこよなく愛し、多忙な生活の合間を縫って、夫人を伴って訪れたという。
敷地の大半を占める庭は、有朋自ら設計・監督により造園家・七代目小川治兵衛が
作庭した池泉廻遊式庭園で、東山を借景とし、庭を流れる小川には疎水の水を引いているそうです。
この庭園を造った七代目・小川治兵衛は、京都・長岡京市に生まれ
明治10年に宝暦年間から続く植木屋治兵衛である小川植治の養子になり
明治12年に七代目小川治兵衛を襲名。
明治初期、京都東山・南禅寺界隈に新たに形成された別荘地において、
東山の借景と琵琶湖疏水の引き込みを活かした近代的日本庭園群(南禅寺界隈疏水園池群)を
手掛けたことで名高く、近代日本庭園の先駆者とされる作庭家と言われています。
彼が手がけ、国の名勝として名高い庭園には、この無鄰菴をはじめ
平安神宮苑、円山公園、対龍山荘(非公開)、清風荘(旧 西園寺公望邸
東京の旧古河庭園などがあります。
建物は母屋 ↓
茶室 ↓ お茶室と母屋の2階は借りることが出来るんですって。
こんな所でお茶会したら素敵でしょうね。
そして、明治31年に建てられた洋館の3つがあります
この洋館の2階には、江戸時代初期の狩野派による金碧花鳥図障壁画で
飾られた部屋があり、ここで明治36年に元老・山形有朋、政友会総裁・伊藤博文
総理大臣・桂太郎、外務大臣・小村寿太郎の4人によって、日露開戦直前のわが国の
外交方針を決める『無鄰菴会議』が開かれています。
その部屋がこれ ↓
天井もとても綺麗でした。
短い時間でしたが、素晴らしいお庭と紅葉を見ることが出来ました。
昔のお金を持っていた人は、このような空間、男の住処を持つことが出来たんですね。
>多忙な生活の合間を縫って、夫人を伴って訪れたという
夫人だけだったんでしょうかね~?(笑)
どうも私は下品でいけません。
う~ん、心が和むどころか仕事に戻りたくなくなる気がします。
疎水の水が引かれているんですか!
家の近くに明石の小公園がありますが、小川の水はポンプアップしての循環ですよ~。
風情のないこと。
うわぁ~、山中の渓谷ですね。
庭で哲学も出来そうだし、句も浮かびそうです。
そして抹茶までいただいたら国家100年の妙案も浮かんできそうです。
壁画と言い、天井といい豪華なものですね。
今の政治家たちは与党と言い、野党といい忙しすぎるのでしょうね。
スマホもネットも、テレビにパパラッチのない世界って幸せな気がします。
立派な建物と、お庭ですね。紅葉の絨緞もきれいです。
由緒ある所を訪ねると、かつてそこで繰り広げられた
歴史などに思いを馳せたくなるようなきがします。
お庭がまたいいですね。東山を借景だなんてほんとに
贅沢なお庭ですよね。いい時間を過ごされてよかったですね^^
考えてみたら
近頃ほとんど京都のよいところもみていません。^^;
自分のこととスーパーで買い物ぐらいでした。
下も本当にすばらしく完璧に乗せていただき
感謝です。
個展も無事終わり1日ボーとしてました。
本当にありがとうございました。
リンクいただきます。
隣が無い・・・
無鄰菴、隣と鄰、構えが逆なんですね~不思議
お茶室の佇まいも素敵~♪日本のらしいとおもったら
洋館も贅沢!
蒼々たるメンバーが、集った場所なのですね。
おはようございます。
昔の人はこうしたことに贅を尽くしてきたんですね。
探せば、色々なところにこうした別荘、ありそうです。
う~ん、どうでしょう?
愛妻家だったのか、それとも 第2夫人とかいたんでしょうか?
政治で忙しい中、ここでのんびりすることで、英気を養っていたのかも
しれませんね。
そうなんですよ、琵琶湖疎水の水を引いているんですって。
すぐ傍に疎水が流れているので、そうしたのでしょうね。
奥に三段の滝もあるんですよ。
お抹茶、頂きたかったのですが。時間が無くてあきらめました。
こういうところは時間に余裕を持って見学しないといけませんね。
こんばんは!
ここで、山形有朋は忙しい仕事の合間にどんな風にすごしていたんでしょうね。
母屋から庭を見ていると、当時のことに思いを馳せることができます。
そうなんですよ~東山を借景にして琵琶湖疎水を引いているなんて
贅沢ですよね。
紅葉の名所もよいですが、ここはのんびり楽しめました。
こんばんは!
灯台下暗しっていいますものね。
案外地元の方でも知らない場所ってありますね。
観光客のほうが知っていたりして・・・・・
この秋はnobukoさん、お仕事が立て込んでらしたから
紅葉見物どころじゃありませんでしたね。
個展、お疲れ様でした。
たまにはぼうっとする時間も大切かと・・・・・
あと、もう1つ、お仕事残ってらっしゃるんですよね。
頑張ってくださいね。
こんばんは!
今までこの近くには何回も行っていたのに、知らなかったんですよ。
とても素晴らしいところでした。
隣と鄰・・・Nekoさんに言われるまで構えが逆だなんて気付きませんでした。
この洋館の2階にそうそうたるメンバーが集まって外交を
話し合ったんですね。
そして、お誕生日おめでとうございます。
素晴らしい事がたくさんやってきて、笑顔の絶えない一年になりますように。
『無鄰菴』素敵な場所ですね。
京都にはまだ見ぬ興味深い場所が山のようにありますが
ここもまたとても面白そうです。
洋館に梅の狩野派のような絵画があるのには驚きです。
海外からのお客様の驚く顔が見えるようです。
山形有朋が自ら設計されたとは、またまた驚きました。
さぞかし忙しい毎日を過ごされていただろうに、そういう人こそ
時間の使い方が上手だったのかもしれませんね。
ゆったりと、秋の一日をこうした庭を眺めて過ごす風流もいいものですね。
今年の9月子供達と京都で4泊し いわゆる代表的?な京都観光をそれなりに楽しみました。
ただ何処へ行っても人が多くて疲れたのもホンネです。
もし又行く機会があったら静かな京都を味わってみたいと思います。
こちらへもコメントありがとうございます。
そして、お誕生日のお祝いまで・・・嬉しいです。
でもね~還暦を迎えたなんていう実感はないですね。
この辺りを何度も通っているのに、気付かなかったんです。
ずっと板塀に囲まれていて、入り口がメインの道路から入ったところに
あるんです。
そうですよね~学生時代から結構京都へは、何度も足を運びましたが
まだまだ見ていないところがたくさん・・・
地元奈良でも、知らないところが多くて、せっかく歴史のある街に
住んでいるのですから、これからは色々と訪ねてみたいと思います。
洋館の壁画に狩野派の絵が描かれていたのには、驚きました。
こんな所にも有朋のこだわりがあったのかもしれませんね。
確かに、海外からこられた方は驚くかも!!
慌しい中での見学でしたので、又違う季節にゆっくり行ってみたいと
思いました。
おはようございます。
そうでしたね~9月に京都にはいらしたんでしたね。
その頃に比べると、今の紅葉シーズンの京都の混みようは
凄いですよ。
でも、ここは静かにお庭や建物、そして紅葉を楽しむことが出来ました。
知らないだけで、こうした場所は案外たくさんあるのかも知れません。
京都 無鄰菴 昨年12月上旬、京都の旅で訪れました。
再び、12月の今日 この場所を拝見出来るなんて。。。
何かの巡り合わせ.....と思ってしまいました。
そうそう 京都の街、洋館の歴史的な意味が深いのを実感した時でした。
又 京都に行った気分になりました。
2年前、平安神宮に桜の写真を撮りに行った時 ガイドブックでこの近辺の地図を見ていて無鄰菴というところをみつけたのですが 時間なくて行けなかったのです。
もう少しこじんまりしたところかと思ってたら結構広いのですね。(@@)
でもここなら紅葉の時に行った方がよさそうですね。
また機会あれば行きたいと思います。
詳しく紹介してくださってありがとうございました。
こんにちは!
今、saitamanikkiさんの昨年12月の日記を見てきました。
ほんと、丁度1年前に無鄰菴にいらしてるんですね。
私が大宮に住んでいたこと、そしてこうして同じ場所を
旅していたこと・・・・ご縁を感じました。
京都の街中には、まだまだ素晴らしい洋館が残っているんですよ。
京都にいらしたら、是非訪ねてみて下さい。
こんにちは!
無鄰菴、ご存知だったんですね。
私は、この辺りを何回となく行っているのに、知りませんでした。
そうですね~お庭が奥深いんですよ。
後で分かったのですが、庭の奥には三段の滝もあるそうなんです。
来年の紅葉の季節に是非いらしてみて下さいね。