海外旅行ベネルクス オランダ④アムステルダム
2017年 08月 31日
ユトレヒト2日目は、朝8時過ぎの電車でアムステルダムに行きました。
こちらがアムステルダム中央駅です。
この駅は、1889年に完成したのですが、
東京駅のモデルになったと言われています。
向かって左側の塔は時計台、右側は風向計。
帆船、風車と風を常に利用してきたオランダ人にとって、
風向きを知る事は重要だそう。
10時にゴッホ美術館を予約していたのですが、その前に
「マヘレの跳ね橋」を見にいくことにしてトラムに乗りました。
この跳ね橋は、ゴッホが描いた「アルルの跳ね橋」を思い起こさせます。
アムステルダムに残る木製の橋の1つです。
この後、又トラムを乗り継いで目的のゴッホ美術館へ。
ところが、途中トラムの降りる場所を間違えてしまい、
予約の10時ぎりぎりに滑り込みました。
こちらは、黒川記紀章さん設計の新館。
ゴッホ美術館は、ゴッホだけでなくゴーギャン、ロートレックといった
ゴッホに影響を与えた同時代の画家の絵画や素描が展示されています。
これらの作品は、ゴッホの弟テオによって管理されていましたが
ゴッホの作品が分散されることなく、1つの美術館で一般公開されることを
望んだ遺族の希望によって1973年にオープンしたのだそう。
残念ながら、この美術館では、絵画の撮影は禁止。
その代わり、3つの複製画の前で撮影OKでした。
そのうちの1枚は、備え付けのカメラで写真を撮り
emailを登録すると、後で写真を送ってくれるというものでした。
こんなのは、初めてで、面白いなあと思いました。
美術館を観ていると、数多くのゴッホの作品とともに、ゴッホ自身によって
収集された相当数の「浮世絵」が展示されています。
ゴッホは、パリ時代に急速に興味を持つようになり、広重などの浮世絵の
模写をしたり、「ダンギー親爺の肖像」という絵の中で、画中画として
浮世絵を画面背景の装飾として用いています。
ゴッホ美術館の隣には、広いミュージアム広場があるのですが、通りを隔てた
その向かい側に、音楽の殿堂と言われる「コンセルトヘボウ」がありました。
ここは世界的な名声を得ているロイヤル・アムステルダム・コンセルトヘボウ
管弦楽団の本拠地で、純粋にコンサートのためだけのホールだそう。
時間があれば、コンサートを聴いてみたかったなあ。
あんまり、お天気が良いので、お昼は近くのスーパーで
サンドイッチを買って、この広場で食べました。
この後は、国立ミュージアムへ。
こちらも予約はしていましたが、時間指定はありません。
1885年にオープンしたオランダ最大のミュージアム
純粋にミュージアムのみの目的で建てられたヨーロッパ最初の建物で
その建造物の美しさにも定評があるそう。
お目当てはもちろん、レンブラントの「夜景」かなり大きな絵です。
高さ3.59m・幅4.37mあるそう。
この絵は、実在した人物を描いた集団肖像画なんだそうですが
中央の2人だけが、他の人たちと描き方も違うし、光が当たっています。
この光が「レンブラント・ライト」と言われているもので、
照らしている光は斜め45度上からなんですって。
中央の2人を拡大してみました。
右下に見える犬なんて、描きかけみたいに見えましたよ。
他の絵では、犬でもちゃんと描かれていたのに・・・
集団肖像画として頼まれた絵だったにも係わらず・・・です。
中央の2人だけに光を当てて描いたために、
画家として絶頂期を迎えていたレンブラントですが、このことから
仕事が激減してしまったとか。
まさにこの作品によって「光と闇の画家」と言われた彼は、
自分の人生を光と闇に分けてしまったというわけ。
絵が描かれた背景を知ると、面白いですね。
国立ミュージアムには、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」や
「青衣の女」などが展示されています。
ラピスラズリの青が鮮やかですね。
また、デルフト焼きの骨董品やドールハウス、豪奢な銀製品
家具やジュエリー、楽器などもありました。
時間をかけて2つの美術館を見たので、少々お疲れ状態
そこで、カフェでビールで小休止
レモン風味のビールを飲みました。
左のビールがそれです。(右はどんなビールか失念!)
呼ばれるダム広場へ・・・
この広場の西側に堂々と建っているのが王宮、現在は迎賓館として使われているとか
入り口が7つあるのは、オランダ独立を決めた7つの州を表しているそうです。
この王宮正面に向かって右側にあるのが、後期ゴシック様式の新教会。
新とついているものの、建てられたのは15世紀。
歴代の王(女王)の戴冠式がここで行われるので有名、
現在はイベント会場になってます。
この日の予定はこれで終了・・・
ユトレヒトに戻り、夕飯の食材を買出しに。
そこで、見つけたのがホワイトアスパラ。
そうだ!今はこのホワイトアスパラの季節だったんだ。
日本ではグリーンが主流だし、ホワイトは売っていてもお高いですが
こちらでは、とってもお安いのです。
大きな束を1つ買い、ネットでレモンバターソースの
作り方を調べて、作ってみました。
柔らかくて、美味しい!!
これに、今日はステーキを焼きました。
これに、ビールとワインでがあれば、満足、満足!
1日た~くさん歩いたので、ぺろりと食べてしまいました。
東京駅ってそうだったんですね。
こちらでホワイトアスパラは未だ見た事がありません。
タイミングが悪いのかしら・・・。
おはようございます。
私もアムステルダム中央駅が東京駅のモデルだったというのは
今回知りました。
ホワイトアスパラの旬は5月から6月のようですから
その頃に市場などを覗いたら売っているかもしれませんね。
とにかく、ヨーロッパの人は、ホワイトアスパラが大好きのようです。
子どもの頃、アスパラといえば缶詰のホワイトアスパラでしたけど
美味しさは、缶詰とは全く違いますね。
今、これは行かねば!という気持ちになっています^^
ゴッホ美術館に行ってみたいし、はね橋の風景も素敵。
アムステルダム駅もいいですね〜
東京駅のモデルなんですね。
それにしてもこれだけ密な一日だったのに
お買い物に行かれて調理されるとは!
tawrajyennu さん、素晴らしいです〜^^
おはようございます。
記事を読んで、行ってみたいと思って下さったなんて
とっても嬉しいです。ゴッホ美術館はゴッホの作品を
一堂に観ることが出来てよかったですよ。
日本からネットで予約しておくとスムーズに入場できます。
蜜な1日とはいえ、好きな美術館2つを周っただけなんで、
それほど疲れはありませんでした。
夫も私も食べることが大好きなので、
この時期、ホワイトアスパラを観たら、
食指が動いてしまって・・・・
旅先で料理というのも楽しいですよ。
東京駅のモデルがアムステルダム中央駅でしたか。
レンガ造りの東京駅ですから、どこかの建物をモデルにしたと思ってましたが。。。
塔に壁面に、時計と風向計ですか
確かに帆船、風車には、欠かせないですよネ。
流石 国立ミュージアムです。
日本人にも人気な画家の絵があって。
レンブラントの「夜景」の中の犬の描写により、
絶頂期から仕事の激減...犬でつまずいてしまったとは。。。
犬の意図するものは、何だったのでしょうか。
おはようございます。
そうなんです、私も知らなかったのですが、
東京駅のモデルになった駅だそう。
そういえば、なんとなく似ていますよね。
そして、時計はともかく、風向計があるというのに驚きました。
風と共に暮らしてきたオランダならではですよね。
国立ミュージアムは見ごたえありました。
絵画をはじめ、色々な展示があって面白かったです。
レンブラントの「夜景」の話には驚きましたね。
集団肖像画を頼まれていたのに、2人だけに
光を当ててしまったために、絶頂期から仕事の激減へと変わってしまったのですかすから。
もとより、犬はちゃんと描く気がなかったのかもしれませんね。
懐かしい!
遠い昔、幼い息子を引っ張り回して
見たオランダの景色、
とても鮮明に覚えている事と、すっかり忘れていたけど
突然思い出した事や
面白いですね、人の記憶というものは。
流石に、夜景ははっきり覚えていますよ。
5月に、私達が帰国してから友人が
一人でオランダへ行きましたが
その時、ここを見て、こっち行って、、
最後はここでとか
同じ様な案内をしてアドバイスしました。
ゴッホの美術館は新しいので
それまでの美術館とは違って内容は充実していますが、
どちらかと言うとイベント会場というのか
そんな雰囲気もありましたが、
以前は
写真撮影など興味が無いのと余裕がないのとで覚えていませんが、
少しずつ変わっている様に思います。
新しい企画が加えられたり。
それにしても、お買い物をして調理だなんて
考えられません。
アパートメントを借りても、朝クロワッサンを買ってきて
お茶と一緒に頂いただけで殆ど何もしなかったですから。
私は、ドイツの記事書くのは飽きてしまいました。
色々あるけれど、もう、終わりにしようと思っています。
先日はお越しいただき、嬉しいコメントをありがとうございました。タワラジェンヌさんも色々な事をされてるんですね。
田舎暮らしの事や過去の記事を少し読ませていただきました。また海外へもご自分でプラン作製から手配まで!!
私などは弟がアメリカにいるので、いつも飛行機の手配だけして、あとは弟に任せっきりです。甥のいるドイツへも飛行機だけ手配し、あとのホテルも観光も甥っ子におんぶに抱っこ状態です(苦笑)でも初めて行ったドイツはステキでした、また是非行きたいと思ってます。
それからピーターちゃんのことも読んでいて涙が出てきました。先程お花をお供えさせてもらいました。
またコメントさせていただきます。これからもよろしくお願い致します。
こんばんは♪
オランダ、行かれたことがあるんですね。
運河の水と色とりどりの花がとても綺麗な街だなと思いました。
オランダに限らず、ヨーロッパの国々は本当に花を上手に景観に取り入れているなあと思います。
通りを通る人たちにも花を楽しんでもらうという感じでしょうか・・・・
確かにゴッホ美術館は、近代的でモダンな感じがしましたし、イベント会場的な雰囲気もありますね。
でも、ゴッホの絵が一堂に見られるのは、ファンに限らず、嬉しいのではないかしら。
夫も私も食いしん坊だし、のんびりとお酒も楽しみたいので、
ついつい、アパートで作って楽しんでしまいます。
その土地の市場で美味しいものを買ってきて
料理するというのも
旅の楽しみの1つだと思うのです。
確かに、旅行記もずっと書き続けていると
飽きてきますね。
なので、途中で日常の出来事や思いを書いたりすることも。
でも、備忘録と思って少しずつ書いてます。
こんばんは♪
遊びに来てくださってありがとうございます。
コメントも書いて下さって嬉しいです。
過去に遡って記事を読んで下さったのですか?
ありがとうございます。
今から、15年前、ドイツにいる従兄弟を訪ねて
父と夫と3人で旅行したのが、個人旅行の始まりでした。
ツアーも利用したことがありますが、バスに乗って連れて行ってもらう・・・
これだと、何だか帰ってきても印象に残っていないんです。
で、ドイツに行ったのを機に、自分で計画・手配して行くことにしています。
自分の好きなところに好きなだけいられるというのは、良いものですね。
でも、何かあれば自己責任ですから、その分気を遣いますが。
弟さんがアメリカに、甥っ子さんがドイツにいらっしゃるんですね。
私もドイツは、3回ほど行きましたが、又行きたいと思う国の1つです。
そして、ピーターにお花を供えて下さってありがとうございました。
生後1ヶ月のころから、家族のように暮らしてきたので、
今でも、その頃の記事を読むと泣けてしまいます。
ベルちゃんは、9歳になるのですね。
動物は、本当に癒しの存在だと思います。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
また、そちらにもお邪魔させて下さいね。
こんにちは♪
まだアムステルダムには行かれたことがないのですね。
人はちょっと多いですが、なかなか良い街だと思います。
でも、へそ曲がりの私は、地方の小さな街や村を訪ねるほうが好きかな。
アンダルシアへご旅行ですか・・・
楽しんでらして下さいね。
スペインはまだ未開の地です。
お顔が拝見出来 とても嬉しいです
はつらつとされておられ 素敵です
ゴッホは1枚だけ ニューヨーク美術館でみたことがあります自画像の一つでした。
絵画の前で筆をとるゴッホを思うと 引き込まれそうになることでした。
東京駅がここをモデルにした事や
ゴッホの新しい美術館が日本人の設計であったりとここで又
教えてもらいました。
ホワイトアスパラはまだ食べた事ないんですよ
もに香さんちで よく拝見し 試してみたいとは思いますが
この辺りでは珍しいものになります
こんばんは♪
あっ、私の顔を見るのは初めてでしたか?
たま~に、顔をさらしております(笑)
ニューヨーク美術館にもゴッホの絵があるのですか?
ゴッホの絵、初期の作品から後期の作品まで
たくさん展示されていました。
浮世絵にも影響を受けていたのを知り、浮世絵は
本当に海外の画家に大きな影響を与えたのだなと改めて思いました。
旅行することで、その国のことやその国に縁のある人を
知ることが出来るのがとても面白いです。
ホワイトアスパラは、アメリカでも珍しいのですね。
日本でも最近見かけるようになりましたが、まだまだ高いです。
へえ~お盆に、はとバスに乗ったので
東京駅にいったばかりです。
千葉からの高速バスは反対側(八重洲口)に着くので
いつもなぜ反対側(丸の内側)にすんなりいけないの?と
思うことです。
東京駅といえば、やはり赤レンガの方ですよね(笑)
ホワイトアスパラ~♪
そうなんですよ~アムステルダム中央駅が東京駅のモデルとはね!!
赤レンガの東京駅、良いですよね!
東京駅のホテルに泊まるのが憧れでした。
いつか泊まってみたいです。
ホワイトアスパラ、やっと食べられました。
何回もヨーロッパに行ってるのに、この時期は初めてでした。