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ドイツメルヘン街道を行く⑤いばらひめとラプンツェルのお城

カッセル2日目は、ザバブルグ城とトレンデルブルグ城に行きました。
どちらのお城もシュロスホテルとして、泊まることが出来ます。

ザバブルグ城は、ラインハルトの森に包まれていて「いばらひめ」の
お城と言われていますし、トレンデルブルグ城は、「ラプンツェル」の
お城と言われています。
ガイドブックでこの2つのお城を知った時、これは行かねば!!と思いました。
というのも、今年はおはなし会でグリム童話の勉強をしていて
「いばらひめ」のお話を覚えていたところだったのです。

さて、この2つのお城にどうやって行くか・・・・
一応ガイドブックに行き方は、書いてあるのですが、
そこに載っているバスは、土日しか運転されないのでした。
では、平日に行こうとしている私たちは、どうやって行ったら良いのでしょう?
途中の駅までは、電車で行けますが・・・
Googl mapを見ていた夫が、途中の動物園までは、平日でもバスが行っているし
そこから20分ほど歩けば、行けそうだと言うのです。
というわけで、途中の駅Hofgeismarまで電車で行きました。
駅前に降り立っても人っ子1人いません。

ドイツメルヘン街道を行く⑤いばらひめとラプンツェルのお城_c0149408_14234402.jpg

バスの切符売り場らしき所も閉まっているし・・・
どうやら10時にならないと開かないようです。
ところが、タッチの差で先客が・・・・またその人が長いんです。
だいたいこちらの人って、自分で調べて、この切符を下さいというよりも
切符売り場で相談しながら買うんですよね~なので、時間がかかる。
結局バスの発車時間が近づいても、先客はまだ相談中。
仕方がないので、バスの運転手さんに切符が買えてないことをいうと・・・
「乗りなさい、乗りなさい。切符が無くてもいいよ。
どうせ、お客さんが無くても目的地までは走らせないといけないんだから」と
乗せてくれました。
途中乗ってくる人もいなくて、動物園前まで乗客は私たち2人きり。
結局、おつりもないからと、無料で乗せてくれたのです。

ドイツメルヘン街道を行く⑤いばらひめとラプンツェルのお城_c0149408_14234967.jpg

この動物園の塀沿いにある小道を20分ほど歩き、ザバブルグ城に着きました。

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が・・・・お城の門は固く閉ざされたまま。
周りには誰も居ないし、どうしようかなと思っていたら
ご近所の農夫の方に会いました。
その方に聞くと、お城は今改装中で見学出来ないとのこと。
せっかく苦労してやってきたのに、「いばらひめ」のお城を
見ることは出来ませんでした。
でも、地元の方とちょっぴりお話できたのは、良かったかな。

こちらが、駐車場から撮ったザバブルグ城です。
このお城は、14世紀にマインツの大司教が巡礼者を保護するために
作ったお城で、巡礼者たちを匿ったためにラインハルトの森の
奥深くの小高い丘の上に建てられたのだとか・・・
670年以上の歴史があり、毎週日曜日には、
いばらひめと王子が迎えてくれるそうです。
ここが「いばらひめ」のお城と言われるようになったのは
城の周りにいばらの生垣があったからなんですって。

ドイツメルヘン街道を行く⑤いばらひめとラプンツェルのお城_c0149408_15273469.jpg


さて、この後は、一旦Hofgeismarの駅まで戻り、
バスを2つ乗り継いで、トレンデルブルグ城へ行きました。
この時は、バスの中でチケットが買えました。

こちらが、「ラプンツェル 」のお城と言われているトレンデルブルグ城。
このお城は、13世紀に建てられ、1958年にドイツで初めての
シュロスホテルになりました。

ドイツメルヘン街道を行く⑤いばらひめとラプンツェルのお城_c0149408_15274046.jpg

こちらはホテルの中庭、カフェになっていました。

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そして、これがグリム童話の中でラプンツェルが閉じ込められていた
とされる塔です。
塔の上のほうから、そのラプンツェルの長い髪の毛が垂れていました。
まるで、塔の中にまだラプンツェルがいるような気になりました。
この塔、中を見学出来るのだそう。
中には、130段の螺旋階段があり、塔の上からは、トレンデルブルグの街が
360度見渡せます。

ドイツメルヘン街道を行く⑤いばらひめとラプンツェルのお城_c0149408_15274586.jpg
さて、前のお城のところで、お昼を食べ損なった私たち・・・・
お城のカフェは満員なので、近くで食べようと思っても
お店が一軒も無い・・・嘘でしょ?
仕方がないので、Hofgeismarの駅まで戻ることにしました。
バスが来たので、チケットを買おうとしたら・・・・
どこまで帰るのかと聞かれました。
カッセルまでだというと、バスと電車のチケットを纏めて売ってくれました。
バスの中で、電車のチケットまで買えるとは!!
そうか、ザバブルグ城へ行く時も、カッセルから電車とバスのチケットを
纏めて買えばよかったんだと、この時、わかりました。
ドイツでは、こんなことが出来るんですね~
結局、駅前にもお店は一軒もなく、お昼は食べずにカッセルまで帰りました。
カッセルで遅い昼食をとった後、グリム兄弟の博物館・グリム・ヴァルトに行きました。
その話は、次回に・・・・





Commented by ree at 2018-10-17 23:43 x
お城に泊まれるって夢みたいな話ですよね~。

うちのが冬に泊まった事があるんですが、暖房がない?利かない?と聞いた事があります。
Commented by Neko★ at 2018-10-18 12:16 x
おお~(拍)
ガイドさん頼りの私たちにはできないことばかりです。

平日は、有名な観光地以外はそうなのでしょうかね?
ある意味ラッキーだけど、ある意味不便なのですね。
素敵な運転手さんで♡こういう出逢いって
旅を想い出深いものにしてくれますよね~♪

空港の入国審査?
原則ひとりひとりと認識してきましたけど
イタリア、ドイツも?夫婦一緒でOKでした(笑)
「あ、ふたり一緒でもいいんだぁ~」
ちょっとびっくり。。。
Commented by saitamanikki2008 at 2018-10-20 10:06
こんにちは。
バスの粋な運転手さんでしたね。
確かに、乗客がいなくても目的地までは運転しなければ。。。
旅先でも思いがけない事って、帰国しても良い思い出として残ります。
へ~ これが「ラプンツェル 」のお城ですか。
この場所の話を知っていると訪ねて見たくなります。
ホ~ ホテルになってますか。
このような場所に泊まってみたいものです。
Commented by tawrajyennu at 2018-10-20 17:49
★reeさん
こんばんは♪
こんなお城に泊まれたら、ざそロマンティックな雰囲気でしょうね。
ご主人さまは、お城に泊まったことがあるのですね。
暖房がない?ここはどうなのかな?冬は寒いでしょうね。
Commented by tawrajyennu at 2018-10-20 17:54
★Neko★さん
こんにちは♪
貧乏性なので、ガイドさんなんて雇ったことありません(笑)
こんなふうにして、調べながら行くのが楽しいですし、印象に残ります。

そうなんです。イタリアのチヴィタに行った時も、
夏休みなど長期休暇で学校がない時は、
たとえ、
観光地であってもバスが走らないと聞きました。

空港の入国審査のところは、夫婦や家族だと
一緒にと言う所、多いですね。
でも、今年ヘルシンキ経由で行ったのですが
ヘルシンキは、パスポートの写真の部分を
カメラでまず写し、
一人ずつ、別のカメラの所に立って機械で審査を受けるというシステムでした。
ところが、立つ位置が悪いと、なかなかOKが出ないのですよ。
Commented by tawrajyennu at 2018-10-20 17:59
★saitamanikkiさん
こんばんは♪

バスの運転手さんの粋なはからいで、無事にお城まで行けました。
これで、お城がリフォーム中でなかったら、良かったんですけどね。
どこに行っても、皆さん親切に応対してくれて、ありがたかったですよ。

どちらのホテルも、そんなにお高くないので、
泊まってみたら、よかったなあと・・・・
でも、車で移動しないと、スーツケースなどを持って
バスと電車を乗り継いで行くのは大変なので、諦めました。
Commented by milletti_naoko at 2018-10-20 18:46
いばらひめやラプンツェルのお城があって、訪ねることができるなんて初めて知りました。
バスの切符情報が少ないのは、それだけ行く方が少ないということでしょうか。
ドイツの人は、イタリアでは、かなりきっちりとあらかじめ調べて行くというイメージがあるので、
びっくりしましたが、並んで質問していたのは外国からの観光客かもしれませんね。
自力でここへ行きたいと調べられて、実際に行かれるところがすばらしい。
いばらひめのお城は残念でしたが、ラプンツェルのお城、やっぱりこんなに高い塔があるんですね。
わたしも髪を下へと下ろしているラプンツェルが見えるような気がしました。
Commented by tawrajyennu at 2018-10-21 09:27
★naokoさん
こんにちは♪

そうなんです、私も今回の旅をするに当たって、ガイドブックを観ていて、
初めて、いばらひめやラプンツェルのお話のモデルになったと
言われるお城があることを知りました。
ちょうど、いばらひめを覚えているところでもあり、どうしても行きたくなりました。
バスの情報が少ないのは、ここに行く方たちはほとんどの人が車を使うからではないかと思いました。
それに、地元の方が多かったように思います。
ドイツは、鉄道にしてもバスにしても色々な割引があり、
どうしたら、いかに安く早く行けるかを駅の窓口で相談しながら
チケットを買う人が多いように思います。
なので、とても待たされることがあり、よほど時間に余裕を持って窓口に行く必要があるようです。
この時、私たちの前に相談されていたのは、地元の方のようでした。

いばらひめのお城もHPにリフォーム中で閉鎖されていることが載っていたようです。
HPは見たのですが、ドイツ語しかなかったので私たちにはわかりませんでした。
お話を知っていて、実際に現地に行くと、よりイメージが膨らんで、語る上でもより心がこめられるように思います。
今日は午後から図書館のおはなし会で、いばらひめを語ってきます。
Commented by iris304 at 2018-10-21 21:06
こんばんは^^

このSchloss SababurgもBurg Trendelburgも泊まったことがあります。
ドイツへ行って初めて出かけて泊まったのがこのザバブルグ城
ドイツでもフランスのロアールの古城ホテルも色々泊まった事があります。
規模も歴史も様々でしたが
このザバブルグは森の中、自然公園の中にあって素晴らしかったです。
やはり車で出かけるのが一般的だと思います。

トレンデルブルグ城は小さなお城なので中も迷路みたいで大変でした。
元々ホテルではないのでお部屋も同じ作りも様々で同じ部屋はないのかもしれませんね。

ドイツはバスも電車も近郊へ行く電車も同じエリアで
進行方向が同じなら(逆方向へは行けない)決められた時間内は
乗り降り自由です。
なので途中下車して用事を済まして、またしばらく行って途中下車
それを繰り返す事が出来るので本当に効率よく買い物や用事が片付いて
とても便利なシステムです。
日本もこうだったら良いのに!って思いますが
それぞれ会社が違うのでそれは無理でしょうね。

それにしてもこの二つのお城へ公共機関でいらしたなんて驚くばかり、
この計画を立てられた事、そしてその行動力、尊敬いたします。
Commented by monika914 at 2018-10-22 04:10
ガイド付きツアーでは経験出来ない苦労もありますが、楽しさもあり 貴重な思い出となりましたね。
運転手さんの話も 日本にも親切な方は勿論いますが 「決まりですので。。」と規則重視な場合が多いですよね。
それぞれの州の特典チケットは平日のみで時間限定ですがバスと電車が使えます。
他にも色々なチケットがあるようですが、私はあまり詳しくないんです。
Commented by tawrajyennu at 2018-10-23 12:01
★irisさん
こんにちは♪

どちらのお城も泊まったことがあるのですね。
初めて泊まったのがザバブルグ城だなんて、素敵ですね!
いばらひめの気分になれたでしょうか?
やはり、車で行くのが一般的なのですね。
観光客でも、これらのホテルに泊まられる方は、駅からタクシーかしら?
でも、駅前にタクシーは無かったような・・・

ドイツには、進行方向が同じなら、決められた時間内はバスも電車も乗り降り自由なんですね。
バスと電車のチケットがバスの中で買えるというのも、珍しいと思いました。
日本では、どちらも考えられないシステムですね。
まあ、今はSuicaなどのカードで、バスや電車、
地下鉄などが乗れるようになって便利になってますけど。

海外で車を運転することもないので、行きたいところがあれば、
とことん調べるんですが、それも旅の楽しみの1つですし
思い出にもなります。
Commented by tawrajyennu at 2018-10-23 12:05
★もに香さん
こんにちは♪

はい、ガイド付きツアーならではの良さも確かにありますよね。
個人で旅していると、思わぬ苦労もありますが、それも思い出の1つだと思っています。
苦労した分だけ、楽しみも大きいですしね。
バスの運転手さんには、感謝、感謝です。
電車やバスのチケットの仕組みも色々調べたりしましたが、
州によって違うこともありますし、観光客にはわからないことが多いです。
Commented by ベル子 at 2018-10-24 10:58 x
こんにちは、
とても素敵な旅をされましたね~。グリム童話のお城に行けるなんて!!私も行きたいなぁ~。
でもタワラジェンヌさん、いつもプライベートで行かれて、会話は英語でされてるのですか?私達夫婦そろって、英会話もままならず、誰か(甥っ子とか通訳してくれる人)と一緒でなければ、移動できないですね。
以前、アメリカの弟の処に行った時、「私達だけで電車に乗ってみようか?」って言ったら、日本と違って「次は〇〇なんてアナウンスなんかしてくれんよ。時間通り電車来ないし」と言われ、冒険は諦めました(笑)
Commented by tawrajyennu at 2018-10-27 11:33
★ベル子さん
こんにちは♪
お返事が遅くなってごめんなさい。

こういう自分の行きたいところへ行けるのも、
個人旅行ならではの楽しみだと思います。
はい、会話は英語ですが、会話が堪能なわけではないんですよ。
単語を並べただけとか、文法が違うとか気にせず、
こちらの気持ちを伝えようという気持ちがあれば、何とかなると思っています。
きっと、ベル子さんも大丈夫だと思いますよ。
そうそう、確かに日本の電車のように親切に案内放送などありません。
発車の時もベルなどならずに、すぅ~っと出てしまいますしね。
なので、行き先と降りる予定の駅の手前の駅の名前などは、しっかり調べて乗っています。
これも、慣れかなと思います。
Commented by wood-land at 2018-10-30 21:16
こんばんは!
そうですか〜これがラプンツェルのお城なんですね!
髪の毛が下がっているのを見つけることができないな、
と思ったけれど よ〜く見てわかりましたー
この長いのですね!^^
それにしてもご自分たちで目的地までいらっしゃれるなんて
すごいです♡
私は楽なツアー旅行がほとんどなので。
初めのお城の壁手前に植えられているのがいばらですか?
いばら姫ってどんなお話だったかしら。
これから調べます〜^^
Commented by sternenlied3 at 2018-11-09 15:23
おー、メルヘン街道の旅行に行かれて、
ザバブルグ城も訪れてらっしゃったのですね?!
ここの城は今年の2月に眠りの森の美女のバレエを
観に行ったのを機会に色々調べてた時に、
このお話の舞台になった城だと知って
行ってみたいと思っていたのですよ。
今年はまだ行く機会がありませんでしたが、
改装中だったのですね。来年は完成してるかしらね。
途中で色々親切な人に出会って良かったですね♪
Commented by tawrajyennu at 2018-11-09 18:25
★wood-landさん
こんばんは♪
お返事が大変遅くなってごめんなさい。

そうなんです、これがラプンツェルのお城と言われる、
トレンデルベルグ城です。
塔の中には入りませんでしたので、どんな風になっているのか、
わかりませんが、泊まることもできるそうですよ。

私は、ほとんどツアーで旅行したことがないんです。
自分で調べて、手配していくと、やはり印象が違う気がします。
それに、自分たちの思う時間だけ観光にかけられるのがいいなと思います。
最初のお城の壁の手前に植えられているのは、いばらでは、なかったです。
いばらひめのお話、思い出されたかしら?
Commented by tawrajyennu at 2018-11-09 18:25
★ sternenlied3 さん
こちらにもコメントありがとうございます。
はい、今年は所属しているおはなし会(ストーリーテリングを
図書館や学校でする会です)の勉強会でちょうどグリム童話の「いばらひめ」を覚えていたので、
是非、訪ねたいと思ったのです。
個人旅行だから、行けたのかもしれませんが
車を使わないで行こうと思うと、大変でしたが
親切な運転手さんや地元の方に出会えて、思い出になりました。
来年は、リノベーションが終っていると良いですね。
私は、外から眺めただけなので、中がどうなっているのか
興味津々です。
by tawrajyennu | 2018-10-17 09:01 | 海外旅行ドイツ② | Comments(18)

大阪の中心地から電車で30分もかからないところに住んでいますが、周りは何故か田んぼに畑・・・・『トカイナカ』都会に近い田舎に住むタワラジェンヌな私の日常を綴っています。


by tawrajyennu
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