トヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウイーン

今年も行って来ました『トヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウイーン』

このコンサートはトヨタが社会貢献活動の一環として2000年から行っているもの。
この『トヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウイーン』はウイーン国立歌劇場とウイーンフィルの
メンバーを中心に30名で特別編成されたオーケストラなのです。
こんな特別なオーケストラなんて、めったに聴けるもんじゃないですよね!!
それに超一流メンバーによるオーケストラなのに、お値段はリーズナブル。
これはもう行くしかない!!というわけで、行ってきました。

トヨタは、青少年にクラッシック音楽の素晴らしさを身近に感じてほしいとの願いから
コンサートや公開リハーサルに青少年達を招待したり、
学校への訪問コンサートもしているのだとか・・・・
その他、いろいろな社会貢献活動をしているトヨタ・・・・
もっともっとトヨタのように後に続く企業が出て欲しい。
本当は、去年の経済ショックから、今年のコンサートは無いだろうなと思っていた私。
でも、予想に反して、トヨタさん、やってくれましたね!!

さて、今年はハイドン没後200年のメモリアルイヤーということで、
1曲目はハイドンの『協奏交響曲 変ロ長調 HobI-105』
ハイドンは、『ウイーン古典派の父』と呼ばれ、長いことハンガリー系の貴族に
つかえた後、晩年ドイツ出身のバイオリニスト・ザロモンに
ロンドンに招かれ、通産2年過ごしました。
この時に機知に富んだ素晴らしい交響曲を数多く発表しています。
今回演奏された曲は、オーボエ・ヴァイオリン・ファゴット・チェロのソリストと
オーケストラのために書かれた曲で、ロンドン時代の逸品と言われている曲だとか・・・・・

  オーボエ クレメンス・ホラーク (ウイーンフィル主席奏者)
  ファゴット シュテパン・トゥルノフスキー(ウイーンフィル首席奏者)
  ヴァイオリン フォルクハルト・シュトイデ (ウイーンフィル・コンサートマスター)
  チェロ   フリードリッヒ・ドレシャル (ウイーンフィル首席奏者)

2曲目は、今回私が一番聴きたかった曲 ハイドンの『トランペット協奏曲』
トランペット協奏曲の『聖書』にして最も親しまれている作品と言われています。
トランペットの音色は伸びやかで、天に突き抜けるような高音、そして力強いという
イメージが私にはあります。
聖書には、最後の審判の時に、ラッパが鳴り響くとされていて、
この響きこそまさにトランペットがピッタリだからでしょうか・・・・・

  トランペット ハンス・ペーター・シュー(ウイーンフィル首席奏者)

ハイドンは、一連の交響曲の創作を終えた1796年にウイーン宮廷の
名演奏者・アントン・ヴァイディンガーのためにこの曲を書いたとされています。
ヴァイディンガーは今日のトランペットに通じる鍵機構のついたトランペットを開発したのですが
それによって、音域が拡大され、低音域での半音階のパッセージが
可能になったのだそうです。
ハイドンは、このトランペットの開発と超絶技巧を持っていたとされるヴァイディンガーを
前にして創作の意欲を燃やしたと言われているそうです。
その曲、ちょっと聴いて見てくださいね!



ここまでで、第1部は終わり、少し休憩があり、第2部の始まりです。
第2部の始まりは、ベートーベン・ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調
ソリストは、パリを拠点に活躍しているという日本人ピアニスト 児玉 桃さん
1991年にミュンヘン国際コンクールにて最高位を受賞・・・・
以来国内外で活躍しているのだとか・・・

1795年の暮れにハイドン主催の公演が王宮レドゥッテンザールで行われたのですが
この時、ハイドンがロンドンで発表した交響曲3曲と、ヴェートーヴェンの自作自演による
ピアノ協奏曲が目玉だったらしいのですが、それが今回の第1番だったのか
第2番だったのか定かではないようです。

第2部2曲目は、このコンサートで必ず演奏するいう
ベートーベンの交響曲の中から第1番ハ長調でした。
この曲は1800年4月にウイーンの旧ブルグ劇場で行われたベートーヴェン主催の
コンサートで公開初演されたもの。

この時、ベートーヴェンは29歳だったとか・・・・
そのときのプログラムは、
モーツァルトの交響曲
ハイドン オラトリオ『天地創造』のアリアとデュエット
ベートーヴェンの自演によるピアノ協奏曲(第1番か第2番)
べートーヴェン 七重奏曲 変ホ長調
ベートーヴェン 交響曲第1番 ハ長調

この最後の交響曲を聴いたドイツの記者が以下のような記事を書いているそうです

『きわめて興味深いコンサートだった。最後に演奏されたベートーヴェンの
交響曲は、芸術性・独創性ともに豊かである。発想もいい。しかし、木管楽器が
多く使われすぎているため、交響曲というよりは管楽曲のような印象を受けた』

う~む、そうかなあ・・・
今、聴いてみると私的にはそんな印象は無かったように思うのですが・・・・









こうした演奏会には、特にクラッシックファンじゃない人も多く来ています。
なんてったって、リーズナブルだし、ご招待で来ている人もいますから・・・
でもね~演奏中は、聴くことに集中したいじゃない?
なのに、後ろのご婦人、演奏している間中 鼻をすすっているのですよ。

風邪を引いているとか、花粉症だとかではなく、
もうそうすることが、癖になっているよう・・・

『ズズズッ~』 『ズズズッ~』とこの調子。
一生懸命に曲に集中しようと思うのですが、気になって、気になって
でも、当の本人は一向に気にしてない!!
これってあんまりじゃない?
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Commented by ハイジ at 2009-04-15 16:17 x
今年のルツェルン夏の音楽祭で、ハイドンの楽曲を演奏するオーケストラが多いと思ってたら
没後200年だったんですね?納得!
その音楽祭、私達はウィーンフィルのチケットをとったんですよ!
9月初めなんですが、とても楽しみ♪

後ろの席のご婦人、ヨーロッパでのコンサートだったら大ヒンシュクでしたよ!
鼻をすするという行為が、こちらでは汚いとされています。
まぁ、どこでも鼻をかむ習慣も、日本人の私としては同じようなものですが・・・
おしゃべりしてる人になら注意もできますが、こういう人には
何も言えない悔しさがありますね。
Commented by ank-nefertiti at 2009-04-15 23:25
ドレシャルさんのチェロ、凄く好きです~
我が家は夏にPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)に毎年出かけます。
こちらも教授陣がウィーン・フィルのメンバーで、途中で彼らの室内楽の演奏会もあるんですよ~
毎年楽しみにしているんですけれど、当然スポンサーがついているから、そのご招待の方達も多勢来ていて、中には興味はないけれど招待券が来たし、ウィーン・フィルだし、っていうので、会場に来る方もいることは残念ながらあるのですよ。
そうすると何が起こるか、というとあちこちでいびきの音とか、ガサガサゴソゴソと音が・・・
うーむ・・・

タワラジェンヌさん、酷い目にあわれましたね。。。
すすらないで!とも言えないし、でも集中できないし・・・
楽しみに出かけた音楽会でこういうことがあると、悲しいですよね。

しかしプログラムは盛りだくさん!
聴き甲斐のあるコンサートでしたね~♪
Commented by tawrajyennu at 2009-04-16 08:41
★ハイジさん、おはよう!
ルツェルン音楽祭で、ハイドンの演奏が?
そう、没後200年だったんだそうです。
同じウイーンフィルのコンサートを取ったんですね。
それは、楽しみ!楽しみ!

でしょ?ヒンシュクものですよね!
一度気になりだすと、どうにも我慢が出来なくて・・・・
かといって、注意もしにくいですし・・・・
何度か後ろを振り向いてみましたが、駄目でした。
せっかくのコンサートの楽しみが半減しちゃいました。
Commented by ogosyu at 2009-04-18 01:19
タワラジェンヌさん、こんにちは。
私もいきたい~!!それにトヨタのマーケティングの部署でこの活動に貢献したい!!このハイドンのトランペットコンチェルトは、私の大切な恩師との思い出です。先生が大好きだった2楽章。私たちも先月のコンサートでやるはずだったのに、ハーメルの変更。それなのにトランペット奏者の都合で最終的にはできなくなってしまって。。。Wynton Marsalisは数少ない黒人のクラッシックミュージシャン、CDも持ってます。無理しない流れのある音で大好き。
しかし、「ウィーン」集団のコンサートさぞかし素晴らしかったんだろうな。うしろのご婦人、ハイジさんと同感。本当に分かる人は周りの人を考えてコンサートには来ないかも。私は娘には私のコンサートには必ずバイオイン側の後ろのほうに座れ、と厳しく言ってます。。
一度気になりだすと最後まで気になって仕方ないから。。本当残念。
来年もまた素晴らしいメンバーで日本のクラッシックファンを増やしてほしいなあ。
Commented by evecooky at 2009-04-18 07:18 x
タワラジェンヌさん
おひさしぶりですね。やっとスギ花粉も下火になり・・・・なんとか動き出しました。(笑)クラッシック・・・随分聞いてないのにきずきました。
こんなご時世なのに、トヨタもがんばってくれていますね。こうした企業がおおげさにゆうと「勇気」を与えてくれるんじゃないかと思います。
さて話は代わるけど・・ブログ・・思うところがあって引越ししました。また遊びに来てくださいね。
Commented by こころの翼 at 2009-04-20 05:27 x
ハンス・ペーター・シューのトランペットソロの音色に魅了されました。
ありがとうございました。

毎年元旦にNHKテレビでLIVE放送されるウィーンフィルのニューイヤーコンサートは必ず見ますが、やはりコンサート会場で生で聴くウィーンフィルは格別でしょうね。

ところで4月26日(土)大阪城西の丸庭園で大阪フィルハーモニー交響楽団による『星空コンサート』がありますが、これがまた芝生の上で気楽に聞ける上に大阪市の記念事業なので超リーズナブル。
奈良からは少し遠いですがお友達とハイキング気分で参加されるのもいいかと思いご案内しました・・・
詳細は『星空コンサート2009』で検索して見てください。
Commented by tawrajyennu at 2009-04-20 18:00
★杏さん、お返事がとても遅くなっちゃってごめんなさい<(_ _)>
ドレシャルさんのソロは初めて聴きました。
もともとチェロの音色が大好きなので、今回彼のソロが聴けて
とてもよかったわ。
後ろのご婦人のことが無ければ・・・・・ね!!

PMFというのがあるんですね!知りませんでした。
ウイーンフィルのメンバーの方たちに教えてもらえるなんて
夢のような話だわ。
これに参加するためのオーディションは大変でしょうね。
ここから未来の巨匠が育っていくなんて、想像しただけで、素晴らしい!
杏さん、毎年いらっしゃるのですか?
コンサートのお値段もとてもリーズナブルで良いですね。

そうですね~スポンサーがつくと、当然クラッシックに興味が無くても
招待ならば行ってみようかということになりますよね。
でも、純粋に楽しみたい人にとってはとても困ったこと!

それを除けば、とても素晴らしい演奏ばかりで聴き応えがありましたよ。



Commented by tawrajyennu at 2009-04-20 18:12
★おごしゅさん、こんにちは!
私、こんなコンサートのボランティアがあったら、即応募しちゃいます。
チケットもぎでも何でもしちゃうわ。
このコンサートにどうして行ったかというと・・・・・おごしゅさんの日記で
このトランペット協奏曲が恩師の先生との思い出の曲だと読んだからです。
それまでこの曲の事を知らなかったの。
だから、今回プログラムにこの曲があると知って、とても楽しみにしていました。
毎年行っているので、『あ~またこの人たちの演奏を聴ける!』と
幸せな気持ちになります。
このWynton Marsalis、You Tubeで探していて
偶然見つけたの。黒人のクラッシック奏者って初めてでした。

なのに、なのに後ろのご婦人、勘弁して欲しいって感じでした。
2時間のコンサート中、ずっとなんだもの。
私だけでなく、他の人も後ろを振り返ったりしていたから
そうとうみんな気になっていたと思うわ。

トヨタに限らず、もっと企業がスポンサーになって、若い人たちが
行きやすいリーズナブルなコンサートをどんどんやって欲しいわ。
だって、日本のクラッシックのコンサートってチケット、とても高いんだもん。
Commented by tawrajyennu at 2009-04-20 18:13
★eveさん、こんにちは!
お久しぶりです。
花粉症だったんですね~私、お陰さまで花粉症知らずなのですよ。
やはり、世界のトヨタですね!もっと色々な企業がこういうことに
参加してほしいわ。
ブログ、お引越ししたんですか?後でお伺いしますね。
Commented by tawrajyennu at 2009-04-20 18:20
★こころの翼さん、こんにちは!
素敵なトランペット演奏でしょ?
私もニューイヤーコンサートは出来るだけ、聴くことにしています。
いくら素晴らしい演奏でも、生の音にはかないませんよね。
一度、ウイーンフィルのフルオーケストラで聴いてみたいものです。

星空コンサートのご案内、ありがとうございます。
こんなコンサートがあったなんて、知りませんでした。
毎年あるのですか?今年はたまたま東京に行っていていけそうにありません。
予定が無ければ、絶対に行ってます!!
それにして入場料が1000円とは・・・・驚きました。
プログラムもなじみのあるものばかりですね!
by tawrajyennu | 2009-04-15 12:56 | 音楽&演劇 | Comments(10)

大阪の中心地から電車で30分もかからないところに住んでいますが、周りは何故か田んぼに畑・・・・『トカイナカ』都会に近い田舎に住むタワラジェンヌな私の日常を綴っています。


by tawrajyennu
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