メルヘン街道を行く⑧ブレーメン

カッセルの水の芸術を見た翌日は、ハノーファーへ移動です。
が、その前に、ブレーメンの街を立ち寄ることにしました。
メルヘン街道では、必ずと言ってよいほど、立ち寄る街ですね。

ここは、メルヘン街道の終着地で、グリム童話「ブレーメンの音楽隊」の話で
有名ですが、ハンザ同盟都市としても、長く栄えた街です。

こちらが、ブレーメンの中央駅

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駅からバーンホフ通りを歩いて行くと、街を取り巻いていた濠に出ます。
現在は緑地帯になっている部分もあり、かつて街にあった風車が
1つだけ残されていました。

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そのまま進んで行くと、旧市街へ・・・
マルクト広場には、世界遺産のローラント像が立っています。
ローラントととは、市場や司法の権利を象徴するもので、教会に支配されない
自由な街であることを示すために、主に北ドイツに置いて建てられたそう。
建てられたのは、1404年のことだというから驚きです。

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同じ広場に面して経っているこちらがこれまた世界遺産になっている市庁舎
とても装飾的で1405年から5年かけて建てられたそうですが、
ファサードの部分は17世紀初頭に現在のルネッサンス様式になったのだとか。

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正面の1階部分はアーケードになっていて、ここでハンザ商品の取引が
行われたそうですが、毛織物などの高級品の売買は、市庁舎内部で
行われたのだとか。
アーケードを横から見たところ

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さて、肝心のブレーメンの音楽隊の像はどこにあるのでしょう?
広場を見渡しても、目に入ってこないのです。
それもそのはず・・・市庁舎西側にひっそりと立っているんです。
今から、65年前に彫刻家ゲルンハルト・マルクスによって作られ設置されました。

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ロバの足だけが、光っているのは、両手でロバの前足を握って
願い事を唱えると叶うと言われているから。
それにしても、何故こんな目立たないところにあるんでしょうね。
それは、4匹がブレーメンを目指して旅していたが、そこに行きつくまでに、
安住の街を見つけてしまったから・・・・
なぁ~んて言われているからという説があるそうです。ほんとかな?

この音楽隊の像、街のあちこちで見かけました。
こんなのも

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こんなのもありましたよ。

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ランチは、市庁舎の地下にある「ブレーマー・ラーツケラー」で。
ドイツではたいていの街の市庁舎の地下に「ラーツケラー
(市庁舎の地下倉庫、ワインセラー)」と呼ばれるセラーがあり、
中世の終わりにはワインの貯蔵庫や販売所として使われていました。
この地下室の多くは今も残っていて、現在ではレストランとして営業しているため、
ドイツ中の市庁舎に「ラーツケラー」という同じ名前のレストランが
存在しているそうですよ。

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このレストランは、市庁舎と同じ1405年創業、実に600年以上の歴史があり、
1200種という膨大な種類のワインを貯蔵していることでも有名なんだそうです。
入り口は小さいのですが、地下に降りると、入り口からは想像も出来ないほど
大きな空間が広がっていました。

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きれいな装飾を施した、巨大なワイン樽には圧倒されます。

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こちらでは、以下のようなお料理を頂きました。

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お供は、ワインと陶器製のジョッキに入った地ビール

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午後からは、市庁舎東側にある聖ペトリ大聖堂を見学しました。
ブレーメンは、教会に支配されない自由都市だったので
教会は自らの力を示すために、市庁舎にまけないように
立派な大聖堂を建てたそうです。
11世紀に基礎が築かれ、19世紀に今日の姿になったというから驚きです。

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この大聖堂の内部は網目のように交差したリブ・ヴォートル天井が
とても美しいのです。

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Commented by ree at 2018-11-29 01:25 x
1404年とは!!
街全体が物語の中にいるようで、全てがアートなんですね~。
座ってるおじさんまで絵になってますね。
Commented by Neko★ at 2018-11-30 08:38 x
商人の街なんですね~

教会に支配されない。
ヨーロッパの文化って、教会の影響が大きいですものね。

ブレーメン~♪
探されたのですね。
ありがとうございます♡
Commented by tawrajyennu at 2018-11-30 18:19
★reeさん
こんばんは♪

1404年創業なんて、驚きですよね。
それが、そのまま残っていることにも驚きます。
ヨーロッパの街って、旧市街は、戦争でやられたとしても
長い時間をかけて元通りに直しているところが
ほとんどで、落ち着いた感じがしますね。
Commented by tawrajyennu at 2018-11-30 18:30
★Neko★さん
こんばんは♪

ブレーメンというと、「ブレーメンの音楽隊」とすぐに思いがちですが、商人の街だったんですよね。
ヨーロッパの中にあって、教会の影響を受けないというのは、かなり画期的なことだったんじゃないでしょうか?
Commented by nobukoueda at 2018-12-01 13:02
ブレーメンは初めて長期滞在した時にいろいろ子供たちといってブレーメンはなつかしいです。
 なぜかドイツは一番親しみを感じてどの町も大好きです。
ソーセージも大好きだから・・・
Commented by sternenlied3 at 2018-12-01 16:26
ブレーメンは気に入ってる町です。
tawrajyennuさんも駅から歩いて町の中心部へと行かれたのですね♪
途中の道も華麗な風車が現れたりして楽しいですよね。
そうそう、音楽隊の像は隅に地味にあって、見つけにくいですね(笑)
観光客がひっきりなしに前で写真を撮ってますが、丁度誰もいない時に写せてよかったですね。
おや、7番目のシュノーア地区の音楽隊の像はこんな風に塗り替えられてるのですか?!
以前はこんな風でしたよ↓記事の下方に写ってます。

https://sternlein.exblog.jp/24720110/

8番目に写ってる飴の店で毎度飴を買います。
手作りでとっても美味しい飴なんですよ。
ラーツケラーには入ってませんが、今度入ってみたいですね。
Commented by tawrajyennu at 2018-12-02 09:12
★nobuoさん
おはようございます。
ブレーメンは、子どもさんたちとの思い出の詰まった街まんですね。
私も、ドイツは従兄弟が住んでいたし、ハムやソーセージが
美味しいし、大好きな国です。
Commented by tawrajyennu at 2018-12-02 09:21
★sternenlied3さん
おはようございます。
ブレーメンは、子どものころ音楽隊の話を読んで
いつか行ってみたいなと思っていた街なんです。
はい、駅から歩いて行きました。
途中、風車があったり、豚飼いの像があったりして、楽しかったです。
音楽隊の像はもっと目立つところにあると思ったので、どこかなと探してしまいました。
たまたま観光客が1人もいない時間があったのですよ。

7番目の写真の音楽隊の像・・・以前の写真、観ましたが、全然違いますね。
以前のほうが、それらしくて良かったなあ・・・

8番目の写真の飴屋さん、美味しいんですか?
買えばよかった・・・迷ったんです。
ラーツケラーは、落ち着いた感じでよかったですよ。
機会があったら是非!
Commented by monika914 at 2018-12-03 07:00
ブレーメン、行った事ありません。
ドイツ在住の私よりタワラジェンヌさんのほうが色々なドイツの町に行っているかもしれませんね。
「ハーメルンの笛吹き男」のハーメルンには行かれましたか?
その近くに友人がいるので 来年は行こうかなと思っています、その時ブレーメンにも行きたいです。
Commented by tawrajyennu at 2018-12-03 10:59
★もに香さん
こんにちは♪

そこに住んでいると、案外灯台下暗しで知らないところが多いですよね。
私も奈良にずっと住んでいますが、県外から来る方や
海外の方のほうが色々と知っていらっしゃるように思います。
ハーメルン、もちろん行きました。
そこで観た「ラッツ」というミュージカルが
とても素晴らしかったです。
お友達がいらっしゃるのですね。
来年その時に是非ブレーメンもいらして下さい。
Commented by milletti_naoko at 2018-12-03 23:18
あのブレーメンの町はこんなに美しい場所だったんですね!
アーチがたくさんある柔らかな色の駅舎もメルヘンチックで、
とてもかわいらしいです。大聖堂の天井もすてきですが、壁や
柱の色合いもきれいですね。イタリアではあまり見かけない様式
なので、よけいにそう感じるのかもしれません。

音楽隊の像のお話もおもしろいです。イタリアで幼子イエスの誕生
場面を再現するプレゼーペデも、クリスマス当日までは、イエスの
人形は置かず、1月6日の主顕節になって初めて、東方の三賢者や
ラクダたちの人形を置くのですが、それと同じ発想で、ブレーメンの
音楽隊という名前でも、ブレーメンには着いていないからいてはいけない
と、こっそりと飾ってあるのでしょうか。
Commented by ベル子 at 2018-12-04 16:36 x
こんにちは。
ブレーメンと言えば、庵楽隊の話ですよね。
グリム童話、小さい頃はよく読みましたが、今から考えると教訓もあって、決して子供向けのお話ではなく、大人にも教えられてることがあり、奥が深いですよね。
ドイツ、本当にいいわぁ~。
Commented by wood-land at 2018-12-05 22:47
わぁ〜楽しいです〜
それにしも教会が見たことのないような外観のように思えます。
中も綺麗ですね〜
ドイツも行ってみなくては!と思いました^^
Commented by tawrajyennu at 2018-12-06 09:06
★naokoさん
おはようございます。

私も今回初めてブレーメンを訪ねたのですが
とても、美しい街で驚きました。
ドイツの色々な街を訪ねましたが、どこも旧市街は
昔の佇まいを残していて、素敵です。
ここの大聖堂の内部の天井は、特別美しかったです。

ブレーメンの音楽隊の話は、有名ですが、
名前だけ聞くと、その地の音楽隊と思えますよね?
でも、実際は、ブレーメンを目指していただけで、
行きつく前に安住の地を見つけてしまったわけで、
でも、名もない村をお話の題名にしても・・・と
いったところだったのでしょうか?
Commented by tawrajyennu at 2018-12-06 09:11
★ベル子さん
おはようございます。

子どものころ、1度は読んだことのある話ですね。
グリム童話に限らず、童話や昔話というと子どものものと
捉えがちですが、大人が読んでも、読み応えのある
ものが多くあります。
ドイツ、今回4回目の訪問ですが、何回行ってもいいなって思います。
ベル子さんも是非行ってみて下さい。
Commented by tawrajyennu at 2018-12-06 09:13
★wood-landさん
おはようございます。

教会もその時代、時代、そして文化によって
色々な形式がありますよね。
フランスの教会と比べてどうでしょう?
この天井はとても、美しかったですよ。
ドイツにも是非いらしてみて下さいね。
そういう私はフランスに行ってみたいです。
by tawrajyennu | 2018-11-28 16:16 | 海外旅行ドイツ② | Comments(16)

大阪の中心地から電車で30分もかからないところに住んでいますが、周りは何故か田んぼに畑・・・・『トカイナカ』都会に近い田舎に住むタワラジェンヌな私の日常を綴っています。


by tawrajyennu
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