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メルヘン街道を行く⑲ヴァイマール

ドレスデンに着いた翌日、電車で2時間ちょっとのヴァイマールと
エアフルトに出かけました。

この2つの街は、ゲーテ街道と呼ばれる道筋にある街で
ゲーテとゆかりのあるところ。
ゲーテは、フランクフルト生まれですが、1775年にヴァイマール公国に
招請されてヴァイマールの宰相として、亡くなるまで、この地で過ごしています。

ヴァイマールの駅からまっすく伸びる通りを行くと、国立劇場があり、
その広場に、ゲーテとシラーの二人の銅像が立っています。

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ゲーテは、シラーの奔放さに初め、反感を持っていたが、
のちに考えが近いことがわかり
急速に距離を縮めていったとされています。
その後、シラーはヴァイマールに移住し、「ファウスト」の執筆を
促したのもシラー・・・シラーなしでは、「ファウスト」は
完成しなかっただろうと言われているそう。

こちらは、シラー博物館です。
右手にある黄色い建物が、シラーが亡くなるまでの3年間
住んでいた住居。
わたくし、恥ずかしながら、このシラーという人をよく知らなかったのですが、
ベートーベンの第九の「喜びの歌」の作詞や、「ウイリアム・テル」の
戯曲を書いた人だったのですね。

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この後に行ったのが、アンナ・アマーリア公爵夫人の図書館
彼女は、ヴァイマール大公カール・アウグスト公の母で、
ヴァイマールの文化発展に貢献したのだそうです。
1691年にこの美しい図書館を創設し、一般市民も利用できるようにし
ドイツ初の公共図書館になりました。
ゲーテは、1797年から館長を務め、図書館運営に貢献しました。
世界遺産にも登録され、世界でも美しい図書館の1つと言われ
淡いグリーンのロココ様式のホールがある建物は、「緑の館」とも
呼ばれているそうです。

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この図書館から一寸行ったマルクト広場にホテルエレファントがあります。
昨年の秋まで(2018年秋まで)改装中とかで、活気がありませんでしたが、
ここは、かつて、メンデルスゾーン、バッハ、リスト、ワーグナー
トルストイ、トーマスマンらが泊まったとされる由緒あるホテルで
ヴァイマールの歴史をずっと見てきたホテル。

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そのホテルの隣に、かつて、バッハが住んでいた住居跡があります。
住居は第二次世界大戦で破壊されてしまいましたが、
壁には「ここにバッハが住み、ヴィルヘルム・フリーデマンと
カール・フィリップ・エマヌエルが産まれた」旨の記念プレートが
かかっていました。

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最後に行ったのが、ゲーテの住居です。
ゲーテは、1709年に建てられたバロック様式の立派な館を
カール・アウグスト公から与えられ、1782年から亡くなるまでの
50年間を、この館で過ごしたそうです。

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18の部屋を見学でき、家具などは、住んでいた当時のまま
保存されています。
部屋ごとに色が違っていたり、何事にも興味を持ったゲーテらしく
集めたコレクションの数々も展示されていました。

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こちらはゲーテの書斎・・・・
ここで、「魔王」や「ファウスト」などの名作が誕生したのだそうです。
ゲーテは、事務仕事は、机に座ってこなしていたものの
小説を書くときは、このほうが捗ると、立ったまま執筆していたといいます。

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この書斎につながるところに寝室がありました。
「ファウスト」を書きあげた翌年の1932年、
ベッド脇にある肘掛け椅子に腰掛けたまま、息を引き取ったそうです。
亡くなる時に言った「もっと光を」という言葉は、有名ですね。

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植物が好きだったゲーテは、たくさんの植物を庭に植えていたそうです。
こちらが庭の様子、広いですよね~
野菜畑もあったんだそうですよ。

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さて、この後は、エアフルトへ向かいました。

Commented by ciao66 at 2019-07-07 20:58
ヴァイマールのゲーテの家、ゲーテの人柄がよく判るような素敵な家でしたね。
 私も似たようなところを撮ったので、面白いと思ったのですが、部屋の色彩がみんな違うこと、ゆったりした階段と、菜園付きの大きなお庭など、良くできているのに感心しました。
 ゲーテとシラーの銅像、良く表情が判るように取れていますね!

 私のときは、ヴュルツブルクからエアフルトに行く列車が故障して途中で止まってしまい https://ciao66.exblog.jp/24240764/ 遅れて着いたヴァイマルでは夕焼けの散歩ということに。 https://ciao66.exblog.jp/24248080/ 

 ヴァイマルは2泊しましたが、エアフルトは通過しただけなので、続きを楽しみにしています。
Commented by tawrajyennu at 2019-07-08 09:06
★ciao66さん
おはようございます。

ゲーテの家は、良かったですね。
本当に人柄が良くわかる家でした。

ciao66さんのように、ヴァイマールに宿泊したら、もっとゆっくりと
あちこち見られたのですが、この日、エアフルトも組み込んだので
リストの住居や、図書館など、見ることができませんでした。

ヴァイマールに行く時に、列車のアクシデントが
あったのですね。
私もロンドンの地下鉄に乗ったときに、いきなり
ここで降りて下さいといわれ、
やはりバスに乗るはめになりました。
Commented by wood-land at 2019-07-08 20:16
tawrajyennuさんこんばんは!
そうでしたね〜ゲーテ、もっと光を!でしたね。
色々なことを忘れしまってる今日この頃です。
それにしてもゲーテの暮らしたお家は面白そうですね。
50年も暮らしたのですか〜
いつか行かれたらいいけれど。
ゲーテ作詞の歌曲は沢山有りますね。
魔王、すみれ・・
ホテルエレファントは音楽家に人気があったのでしょうか。
なかなか行かれそうにないけれど
tawarajyennuさんのお話を聞いて楽しませてもらっています^^
Commented by ree at 2019-07-09 01:13 x
ここ、すごく行きたいです。

中学の頃、ツルゲーネフの「初恋」を読んだのがきっかで、ゲーテも読んだんです。

高校の時のオケはバッハがテーマだった定期演奏でしたし。
Commented by tawrajyennu at 2019-07-10 09:04
★wood-landさん
おはようございます。

私もゲーテのことをよく知っているわけではないのですが、
ここ、ゲーテの家を訪ねて、色々知ることが出来て
良かったと思っています。

ホテルエレファントは、300年に渡り、音楽家や政治家の交流の場になっているそうですよ。
今は、改修工事も済んで、活気を取り戻していることでしょうね。
Commented by tawrajyennu at 2019-07-10 09:07
★reeさん
おはようございます。

ツルゲーネフの「初恋」懐かしいですね~
高校時代は、オケに所属していたのですか?
何の楽器だったのかしら?
そちらからは、遠いですけど、いつか機会があれば、
是非訪れてみてください。
私は、時間の都合でいけませんでしたが、リストの住居もありましたよ。
Commented by milletti_naoko at 2019-07-10 20:08
ゲーテの住居、とても興味深いです。壁の色遣いや手入れされた庭に、モネの家と庭をふと思い浮かべ、逆に、モネの家には浮世絵が数多く飾られていた一方、ゲーテの家には、ギリシャ風の彫刻が多いこと、その対象から、それぞれの抱いていた関心の違いが分かるようにも思いました。ホテルに宿泊した偉大なる文化人たちの顔ぶれに、ドイツという国の文化の豊かさを改めて思い、ゲーテとシラー、ベートーベンとのつながりもおもしろいなと思いました。
Commented by tawrajyennu at 2019-07-13 18:12
★naokoさん
こんにちは♪

ゲーテの住居、naokoさんも興味深いですか?
部屋ごとに色が変わっていたり、色々なものに興味を持って
蒐集したり、私もとても興味深く見学しました。
なるほど、モネとはちょっと対照的かもしれませんね。
モネのジヴェルニーの庭は自然な感じなのに比べて、
ゲーテの庭は、手入れされていると言う漢字の庭ですものね。
ホテルエレファントは、色々な文化人たちが宿泊したということは
当時の文化の中心地だったのでしょうね。
ゲーテとベートーベン、初めはお互いを嫌っていたようですが
後に和解していますね。
「ゲーテとベートーヴェン」(青木やよひ著)という本がありますが、
二人の知られざる関係が書かれているようで、面白そうだなと思いました。
Commented by nobukoueda at 2019-07-14 16:49
ゲーテとシラーの像がすごくカッコよくイケメン風だから特にか、はりの良く生き生きとした銅像でうっとりです。
 ゲーテさんもいろいろな役職もされていたのですね。いろいろなところに行っても美術館ぐらいしか観光しないのでもっと、素晴らしいところいっぱいあるのにね。とてもわかりやすいレポートでした。
Commented by tawrajyennu at 2019-07-17 08:59
★nobukoさん
おはようございます。
お返事が遅くなってすみません。

この銅像、私も見惚れてしまいましたよ。
格好良いですよね。
ゲーテは、物書きだけでなく、ヴァイマールでは色々なことをしていたようです。
閣僚となって、政治の世界でも活躍したみたいですね。
こうして見て周ると、今までよく知らなかったゲーテのことや
ヴァイマールのことが分かって面白かったです。
by tawrajyennu | 2019-07-07 15:01 | 海外旅行ドイツ② | Comments(10)

大阪の中心地から電車で30分もかからないところに住んでいますが、周りは何故か田んぼに畑・・・・『トカイナカ』都会に近い田舎に住むタワラジェンヌな私の日常を綴っています。


by tawrajyennu
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