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クラッシック三昧

5月末から、2週間ほどの間にクラッシックのコンサートを3つ、楽しんできました。

060.gif一つ目は、『ヴァロンヴィッタを聴く夕べ』というコンサート。
会場は、奈良女子大にある重要文化財になっている大学記念館。

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この建物は1909年に作られたものだそうです。その建物で聴く『ヴァロンヴィッタ』というのは、ストラディヴァリと並んでヴァイオリンの巨匠と言われたグァルネリの作でヴァロンヴィッタ男爵が長年愛用したから、その名が付いたとか・・・・このヴァロンヴィッタ、ストラデイヴァリウスより、数が少なく貴重らしいです。


そのヴァロンヴィッタを第一ヴァイオリンに迎えた、ボロメーオ弦楽四重奏団の演奏で

ハイドン 弦楽四重奏曲 「ラールゴ」
バッハ  無伴奏パルティータ 第2番ニ短調
モーツァルト 弦楽五重奏曲 第4番 ト短調

の3曲を聴いてきました。

クラッシック三昧_c0149408_17522473.jpg
編成は第一ヴァイオリンがニコラス・キッチン、第2ヴァイオリンがクリストファー・タン、チェロがイーサン・キム、ヴィオラが日本人の元渕 舞です。4人はカーチス音楽院在学中の1989年にクァルテットを結成、数々の賞を獲得し、世界的に活躍している実力派です。



ところが、この日、聴いていて残念だったのは、バッハの無伴奏パルティータの演奏が
そのヴァロンヴィッタなのに、なんだか抑揚のない面白みのない演奏だったこと。
初めて聴いたのでその曲のことは良く分からないのですが、そういう曲なのか、
それとも演奏者の問題なのか・・・・何にしても最後まで曲に強弱がなく
せっかくの演奏が聴いていても、感動を覚えなかったことです。
このコンサートは2500円でした。

060.gif二つ目は、朝日新聞主催のチャリティーコンサートで
ピアニストの近藤嘉宏さんによるピアノ三大作曲家 名曲探探訪の旅。

クラッシック三昧_c0149408_17561828.jpg
3回に分けて、リスト・ベートーベン・ショパンを演奏するというもの。
以前コンサートに行った時に3回通し券を買っておきました。チャリティーなので、チケット代は2000円と超格安。この日はリストをたっぷり。大好きな「ラ・カンパネラ」の演奏もあったのですがやっぱりこの曲はフジ子・ヘミングの演奏のほうが好き!

コンサートの最後にインタビューがあったのですが、近藤嘉宏さんって案外お話好きで
面白い人だって分かりました。だって、普段のコンサートでは話すなんてこと、無いでしょ?
次は8月にオール・ベートーベン。悲愴・月光・熱情・ワルトシュタイン・テンペストと
ソナタばかりを5曲。最後は11月にオールショパン、これも楽しみ!


060.gifそして3つ目は、6月6日にあった大阪国際フェスティバル2008の
プログラムの一つ、アンネ・ゾフィ・ムターとトロンヘイム・ソロイスツのコンサート。

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アンネ・ゾフィ・ムターは30年にわたって、もっとも優れた
ヴァイオリニストとして活躍している人。
13歳でカラヤンに招かれ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と
共演したそうです。そのヴァイオリンの技術は類まれといっても良いのではと思えるほどでした。


クラッシック三昧_c0149408_1963871.jpg トロンヘイム・ソロイスツは創立20周年を迎えるアンサンブルで、その演奏水準は高い評価を得ているそうです。中に18歳とか20歳という若い演奏家がいるのにはびっくり!トロンヘイム・ソロイスツの芸術監督を務めているのがチェロを弾いている人なのですが、演奏中の表情がとても楽しそうというか、表情豊かというか・・・・

ムターと共演していて、どちらかというとムターが主役というときでもどっちが主役なの?
というくらいの目立ちたがり。
前列から数えて2列目だったので、ムターの指の動きも弓の運びも良く見えました。

この日の演奏は

トロンヘイム・ソロイスツでバルトーク 弦楽のためのディヴェルティメント
両者共演で  バッハ ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ短調
そしてメインは ヴィヴァルディ 《四季》全曲
これは、この組み合わせで何回も演奏しているし、CDも出しているとか。
聴いていて、鳥肌が立つ想いでした。

その演奏の素晴らしさにコンサートが終わっても誰も席を立たず、
3回ものアンコールに応えてくれました。
そのアンコールは、1曲目、2曲目は《四季》の仲から
3曲目は《G線上のアリア》
この日は本当にヴァイオリンの魅力を堪能しました。

************************************

ところで、夫の会社からリフレッシュ休暇なるものと金一封が出ます。
ところが、金一封は何かをして領収書を出さないと出ません。
というわけで、明日から、ちょっとお出かけしてきます。
行き先は、私たちが出会った場所・スイスです。
Commented by Garakuta_Town at 2008-06-11 22:36
なんかさぁ~~いい♪(ニコニコ)
出逢った場所に二人で出かけて
う~~ん♪俺がテレてどうすんだろう^^
出逢った景色にタイムスリップするって
きっと気持ちもそうなるんだろうね
そして
お互いにありがとうって言葉になるんだろうな^^
俺にまでシアワセをありがと♪
い~~っぱい楽しんで来てぇ~~

追伸
帰ってきたらノロケ話を書くこと(笑)
Commented by evecooky at 2008-06-12 05:13 x
タワラジェンヌさん
いってらしゃいー。「スイス」がお2人を結びつけたのですかー?
ロマンチックな出会いがあったのでしょうね。
うちも「今年か、来年、新婚旅行の足跡を探しに行こう」って話も出ているのですが、どうなることなのかー
喧嘩しちゃだめよ!
Commented by Garakuta_Town at 2008-06-23 20:11
こんばんは^^
スイスも梅雨があるのかな?
福岡は毎日、雨でやっと今日は曇り^^

川が増水していてね
子供が小学生の頃には心配していたんだ。
橋の上から川をのぞいてランドセルの重みで。。。って思ったら
怖くてね

2年前の梅酒を発見して(笑)
(ただしまいこんでいて忘れていただけなんだけど^^)
今日はそれをいただてちょっと酔っています(笑)
あまり飲めないんですよ^^
Commented by タワラジェンヌ at 2008-07-01 08:12 x
すぅさん、えへ・・・出会った場所に30年経って
出掛けるなんて、ロマンティックでしょ?
と言っても、今回は全くの別ルートなの。
でも、雄大な景色見て、気持ち新たになったよ~
言葉にならなくても、お互いにありがとうの気持ちが
伝わったと思う。
Commented by タワラジェンヌ at 2008-07-01 08:15 x
evecookyさん、そう、今から30年まえに出会った
場所がスイスのスキー場でした。
evecookyさんも是非足跡探し、行ってくださいね!
2週間も2人きりで喧嘩しない?なんて聞かれたけど
大丈夫でした~
海外では夫しか頼る人、居ませんから・・・・・
Commented by タワラジェンヌ at 2008-07-01 08:19 x
すぅさん、スイスは梅雨ないみたいですよ~
旅行中2日だけ雨に降られちゃいました。

あちらの川は、氷河や山の雪解け水が流れ込んで
ものすごい水量です。
見ていると吸い込まれそう・・・・ちょっと怖い!

梅酒・・・・時間が経つとともに、琥珀色になって
美味しいよね。
今年は漬ける時期に居なかったから、パスしちゃった。
でも、去年のが残ってるから、それでチビチビといこうかな・・・・
by tawrajyennu | 2008-06-10 19:11 | 音楽&演劇 | Comments(6)

大阪の中心地から電車で30分もかからないところに住んでいますが、周りは何故か田んぼに畑・・・・『トカイナカ』都会に近い田舎に住むタワラジェンヌな私の日常を綴っています。


by tawrajyennu
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